手元供養 ~現代の生活にマッチする供養~
手元供養という新しい供養のかたち
手元供養(てもとくよう)とは、遺骨をご自身で管理し自宅へ保管したり、ペンダントなどにして身に着け、身近に故人を感じることができる新し供養の方法です。
今までは、一般的な供養の方法として、お寺や納骨堂に遺骨を納めてきました。
しかし、お墓が遠い、マンション暮らしで仏壇が置けないなど、昨今の家族事情や住環境の変化によって、『手元供養』を選ぶ方が増えています。
手元供養のメリットとデメリット
手元供養は、現代の生活にマッチした供養方法として広く受け入れられてきています。
しかし、メリットと共にデメリットもありますので注意が必要です。
●手元供養のメリット
故人をいつも身近に感じられることです。お墓参りに行く必要もありません。
場所を選ばずにどのような住宅環境でも設置することができるうえ、お部屋のインテリアに合わせてデザインを選ぶことができます。
また、従来の仏壇より金銭的な負担も軽く済む場合が多いです。
●手元供養のデメリット
手元供養は2000年代以降に浸透してきた新しい供養の形です。その為、分骨や納骨方法についてご家族やご親族の間で考え方が分かれる場合があります。もし手元供養をお考えの場合は、必ずご親族とよく相談いただいたうえでご判断をいただくとよいでしょう。
また、遺骨は指定された墓地区域以外には埋葬できません。そのため、ご自身が遺骨を管理できなくなった場合を想定して、手元供養の後に遺骨をどのようにするかを決めておく必要があります。
手元供養の方法
手元供養にはいくつかの方法があります。
ご自分の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
遺骨の扱い方には二通りの方法が有ります。遺骨の全部を自宅に保管する『全骨安置』と、お墓や納骨堂などに預けた遺骨から一部を分骨する『分骨安置』です。このうち、『分骨安置』には、下記のような方法があります。
●『骨壺』に遺骨や遺灰を納める方法
一般的な骨壺は大きく、場所を取ってしまいます。そこで、ミニサイズの骨壺に遺骨の一部または遺灰を納めてご自宅に安置します。故人のお写真や仏具などと一緒に飾れば、おしゃれな仏壇スペースができあがります。
●『アクセサリー』として遺骨や遺灰を身に着ける方法
ご自宅以外でも故人を身近に感じていたいという方に、アクセサリータイプの手元供養の方法があります。
小さな遺骨や遺灰をペンダントやキーホルダーなどのアクセサリーに入れて着用します。
分骨や納骨をする際の手続きについて
火葬場で分骨をする際には、『分骨証明書』あるいは『火葬証明書(分骨用)』を発行してもらいましょう。
お墓などから分骨をする場合には、墓地の管理者から『分骨証明書』を発行してもらいます。この際、お墓を閉じるのであれば自治体に『改葬証明書』を発行してもらいましょう。
この手続きは、後に他の場所で納骨をするときに、火葬した場所や分骨元を証明する為のものです。
また、お墓から遺骨を取り出す際、そして納骨する際にはいずれもご供養して頂きます
手元供養は必ずご親族と相談したうえで行いましょう。
仏教では昔から、『分骨』して宗派の本山へ遺骨を納めるということが一般的に行われていました。その為、分骨によって故人が成仏できない又は祟られるというようなことは迷信です。
ただし、一番大切なことは故人を想う気持ちです。分骨や納骨の方法については人それぞれの考え方があり、このことが元でご家族が対立してしまうことはとても辛いことだと感じます。そのため、手元供養において分骨を行う際には、故人と関係を持たれているご親族の間で必ず相談をしていただくようにお願いいたします。
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